「仕方ない」と我慢してしまう…
「これってモラハラかもしれない」
そう感じながらも、行動を起こせず、毎日を“耐えて”過ごしている人は少なくありません。
- 子どものために離婚は避けたい
- 経済的に不安
- 周りに相談しにくい
- 自分も悪い部分もある
このように考えて、我慢している方はとても多いです。
実は、モラハラから抜け出せない背景には、人間の心理が深く関係しています。
あなたが弱いわけでも、判断が鈍いわけでもありません。これは“多くの人が陥る心の仕組み”なのです。
モラハラから抜け出せない理由3つ
1. モラハラは「重大さに気づきにくい」
モラハラは、DVのように“見える暴力”ではありません。
言葉・態度・空気でじわじわと心を削ります。
- ときどき優しくされる
- 悪いのは自分だと言われ続ける
- 反論すると「被害妄想だ」「そんなつもりじゃない」と言われる
- 子供には優しい
こうした積み重ねで、被害者側は「これが普通なのかな?」と感覚を麻痺させられていきます。
そのため 、モラハラに気付いたとしても、「うちはまだマシな方だし」と我慢してしまうことがとても多いのです。
2. 自分を大切にする力が奪われている
モラハラ関係に長くいると、少しずつ “自分を大切にする力”が奪われます。
- 自分の感じたことを否定され続ける
- 気持ちを押し殺すクセがつく
- 自分より相手の機嫌を優先する
この状態が続くと、「自分を守る」「自分を幸せにする」という当たり前の感覚が麻痺していきます。
だからこそ、
「やっぱりもう無理だ」
「このままでは壊れる」
と自分の心が悲鳴を上げるレベルまで来ないと、行動に踏み出しづらいのです。
3. 現状維持しようとする“人間のクセ(現状維持バイアス)”
人には、たとえ良くない状況でも「今のままが安全」と感じてしまう習性があります。
これを 現状維持バイアス と呼びます。
モラハラ環境にいると、このバイアスが強く働きます。
- 新しい行動(別居・離婚)はリスクに見える
- 変わること自体が怖い
- 失敗を恐れて止まってしまう
- 「まだ頑張れるかも」と希望的観測をしてしまう
そして、不安を減らすために “都合のいい解釈”を探して自分を納得させてしまう のです。
- 「今日は優しかったし」
- 「子どもにはいいパパだし」
- 「私がもっと頑張れば丸く収まるかも」
こうやって、現状にとどまろうとします。
抜け出す第一歩は、“自分の感情を取り戻すこと”
モラハラから抜け出すには、まず 「自分の心の声にもう一度耳を澄ますこと」 が必要です。
- 本当はどう感じている?
- 何が苦しい?
- どうされたい?
- どう生きたい?
こうした“自分の感情”を取り戻すことが、行動につながる最初のスイッチになります。
誰かに相談する
記録をつける
自分の本音を書き出す
こうした小さな行動でも、「自分を大事にする感覚」が少しずつ戻ってきます。
あなたが抜け出せないのは、あなたのせいじゃない
モラハラから抜け出せない背景には、
- 重大さに気づきにくい構造
- 自分を責めるよう仕向けられる心理
- 人間の自然な“現状維持バイアス”
こうした複数の要因が絡み合っています。
つまり、モラハラから抜け出せないのは
「あなたが弱いから」
ではなく、
「抜け出しにくくなる仕組みがあるから」
なのです。

あなたの感情は間違っていません。
あなたが感じた違和感は、大切なサインです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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