別居して1ヶ月|モラハラから逃げた私が感じた心の変化と小さな希望

別居してからの1ヶ月は、まるで長いトンネルの中を歩いているような日々でした。
自由になったはずなのに、心はなかなか自由になれない。
それでも、少しずつ“自分の感覚”を取り戻していく過程は、確かに前進でした。

ここでは、私が別居後の1ヶ月間で実際に感じたこと・起こったことを、週ごとにまとめてみます。

【1週目】モラハラについて検索魔になる

― 離れても「夫」にとらわれていた

別居した直後、私はとにかくスマホで
「モラハラ 夫」「モラハラ 特徴」「モラハラ 後遺症」などをひたすら検索していました。
一日中、何かに取り憑かれたように。

自由になったはずなのに、頭の中はまだ夫の言葉でいっぱいでした。
「あのとき私が悪かったのかな」
「冷たいって言われたのは、やっぱり私が…?」

物理的には離れても、心の中ではまだ支配されていたのだと思います。
そんな自分に気づいて、さらに落ち込む日もありました。

でも今思えば、それは“心のリハビリの初期症状”だったのかもしれません。

ずっと我慢してきた分、頭の中が整理されるまでには時間がかかるんですよね。

【2週目】子どもの保育園を見学

― 新しい生活に、少しずつ向き合い始める

2週目に入るころ、ようやく「これからの生活」を現実的に考え始めました。
子どもの新しい保育園を探し、いくつか見学にも行きました。

先生の優しい声や、園児たちの笑い声を聞いて、胸がじんわり。
「ここなら、あの子も安心して通えるかもしれない」
そう思えた瞬間、ほんの少しだけ未来を考える余裕が生まれました。

【3週目】友達に別居を報告

― ようやく前向きに話せるようになる

3週目、勇気を出して仲の良い友達に別居したことを話しました。
これまでは恥ずかしくて、怖くて、誰にも言えませんでした。
「離婚なんて情けない」「失敗した」って思われるのが怖かったんです。

でも、友達は驚くほど優しく、そして静かに言いました。

友達
友達

よく頑張ったね。

その一言に、涙が止まりませんでした。
やっと、「自分の選択を話してもいいんだ」と思えました。
この頃から、ようやく「別居=前向きな選択」だと感じられるようになりました。

【4週目】「大切にされる感覚」を思い出す

― 否定されない世界で、自分を取り戻していく

4週目は、家族や友人とゆっくり話す時間が増えました。
誰も理不尽に怒鳴らない。
何を話しても、ちゃんと聞いてもらえる。

その穏やかさに、涙が出るほどホッとしました。
「ああ、これが“普通の会話”なんだ」と。

否定されずに会話できる時間の中で、少しずつ「自分」が戻ってきました。
そしてある夜、ふと思ったんです。

私

久しぶりに、ダンスしたいな。

独身のころ、大好きだった趣味。
モラハラ生活の中で完全に忘れていた“私の好きなこと”を、ふとまた思い出した瞬間でした。
その小さな衝動が、私にとって大きな希望になりました。

🌿 別居1ヶ月を振り返って

別居して1ヶ月。
まだ不安もあるし、これからのことを考えると正直怖いです。
でも、あの頃のように自分を責め続けることはなくなりました。

誰かに支配されず、否定されず、自分のペースで考えられる。
それだけで、こんなにも世界が静かで優しく感じるのだと気づきました。

焦らなくていい。傷ついた心が癒えるには時間がかかります。
でも、確かに一歩ずつ、私は“私の人生”に戻ってきています。

最後まで読んでくださってありがとうございました。