「コメダ珈琲に行きたいなあ」と言っただけなのに
ある日、何気なく私は言いました。

最近コメダ行ってないなあ。モーニングとか行きたいなあ。
それは文句でも、強制でもなく、ただの何気ない会話。
家族で行けたらいいな、そんな軽い気持ちでした。
ところが後日、夫と子どもが2人で出かけたときのこと。
帰ってきた夫は、悪びれる様子もなくこう言いました。
「コメダ、行ってきたよ〜。おいしかったよね〜?」
……私の目の前で、子どもに向かって。
「私が行きたい」と言った場所を、なぜ“わざわざ”私抜きで?
胸の奥がスッと冷えるような感覚になりました。
単に“たまたま寄った”のではありません。
あの人は、私が言ったことを覚えているはず。
なのに、その場所をあえて私抜きで行き、
そして帰宅後に“わざわざ言葉にしてきた”。
そこに漂うのは、
「あなたなんて別にいなくても楽しいよ」
「あなたを外す方が気分いいよ」
そんなメッセージのように感じられる、独特の冷たさ。
無意識ではなく、意図がある
モラハラ加害者に多いのが、こうした
“相手が嫌がると分かっていてする行動”。
・わざわざあなた抜きで行く
・わざわざ帰ってきてから報告する
・わざわざ子どもを巻き込む
どれも偶然ではなく、
「あなたの存在価値を下げるため」の小さな攻撃です。
直接的な暴言ではないからこそ、

こんなことで怒るなんて小さいかな…
と自分を責めてしまう。
でも本当は、責めるべきは自分ではありません。
じわじわ心がすり減るのは、こういう“軽視”が積み重なるから
このレベルの出来事は、外から見れば些細に映るかもしれません。
でも、関係の中で繰り返されると、確実に心に影響が出ます。
「どうせ私なんていなくてもいい」
そんな無価値感が、少しずつ、でも確実に心を侵食していくのです。
モラハラの怖さは、
こうした“日常の中の小さな棘”が無数に刺さること。
1本1本は軽くても、抜かれないまま蓄積されると
いつの間にか自尊心を奪っていく。
傷つくのは自然なことです。
むしろ、傷つけられていたからこそ、痛みを感じたのです。
自分の気持ちは大切にしていい
もしあなたも、何気ない言葉や行動で傷ついた経験があるなら、
まずは 「自分が傷ついたのは当然」 と思ってください。
モラハラの被害は、些細なことの積み重ねで心に影響します。
「自分が小さかったから」と思う必要はありません。
あなたには、自分の気持ちを大切にする権利があります。
無理に合わせたり、我慢して心を押し殺す必要はありません。
小さな一歩でいいので、自分が安心できる選択をしていい のです。
自分を大事にすることは、決してわがままではありません。

あなたの心が少しでも穏やかでいられる時間が増えますように。
