🏠 別居前にやってよかったこと5選【心・お金・生活の準備】
別居を決めるまで、そして別居直前は、
心が押しつぶされそうなほどの不安と緊張がありました。
「この選択で本当にいいのかな」
「生活できるのかな」
「子供に申し訳ない…」
「夫に気づかれたらどうしよう…」
この記事では、私自身の経験と弁護士からのアドバイスをもとに、
**「別居前にやって本当によかったこと」**を
心・お金・生活の3つの視点でまとめています。

別居を考えているあなたが、少しでも安心して次の一歩を踏み出せますように。
💡 ① 弁護士に相談する
心の支え+お金の見通しが立つ
最初にやってよかったのは、弁護士への相談です。
金銭の見通しが立つと、不安が「具体的な行動」に変わります。
・婚姻費用・養育費・財産分与など、もらえる金額の目安を知る
金銭面の見通しが立つと、生活費の計画が立てやすくなる
・弁護士に依頼していたことで、児童手当の振込先変更など有利な手続きを知ることができた
・「モラハラの場合、夫に黙って別居しても問題ない」と聞いて心が軽くなった
・まずは1回の相談で「金銭面の見込み」と「別居時のリスク」を確認
・費用が不安でも、無料相談や法テラスを活用!
・見積もりをもとに、生活費の最低ライン(月額)を算出して準備金を決める
📝 ② モラハラの記録を残す
「見えない暴力」を形にする
モラハラは、暴力のように痕跡が残らない“心の傷”です。
でも、きちんと記録すれば証拠として認められることがあります。
・暴力と違い、モラハラは「証拠化」されにくい
・日付付きの詳細メモは、裁判や調停で使える有力な証拠
・録音はバレたときのリスクがあるため慎重に
記録のコツ
・日付・時刻・場所・発言内容を正確にメモ
・「誰が・何を・どう言ったか」を残す
・感情や状況(子どもの有無・第三者の存在)も書く
・LINE・メール・スクリーンショットも証拠になる
・毎日少しでもいいので、日付ごとに短くメモ
・弁護士に「この内容で十分か」確認しておく
🚚 ③ 引っ越し準備は“バレないように”、でも“戻らない前提で”
安全第一で、確実に持ち出す
最初は「着の身着のままで別居しよう」と思っていました。
でも、弁護士から言われたひと言で考えが変わりました。
「残していった荷物は、二度と戻らないと思ってください。」
・荷物が少なければ宅配便やレンタカーでも十分
・安全のため、引っ越し日時や方法は慎重に決める
持って行くべきもの
・身分証・通帳・印鑑・保険証・パスポート
・財産関係の書類(保険・契約書・証券・ポイント情報など)
・思い出の品・子どものぬいぐるみ(心の支えになる)
注意点
・別居後に相手が荷物を処分するケースがある
・見られたくないデータ・書類は必ず持ち出す
💰 ④ 相手の財産をできる範囲で調べる
将来の交渉を有利にする「事前の一手」
同居中しか見られない書類は、あとで後悔しないために確認しておきましょう。
・市役所で「相手の課税証明書」を取得
課税証明書は、相手の収入を証明する大事な書類。同世帯でのみ取得可能なので、必ず取得しておきましょう!
・給与明細・源泉徴収票などのコピーを保管
・弁護士に相談しながら手順を進める
🤝 ⑤ 相談できる人をつくる
孤独を減らすだけで強くなれる
別居前の一番の敵は、「孤独」でした。
誰にも言えないまま抱え込むと、心が壊れてしまいます。
・市役所・自治体の女性相談、法律相談を活用
・信頼できる人(親・友人・先生など)にだけ状況を伝える
保育園・学校に話す場合は、情報拡散リスクに注意
・子どもの担任の先生、習い事の先生
・信頼できる家族
・行政の支援を調べてメモしておく
・信頼できる人に相談する
✅ 別居前チェックリスト(印刷推奨)
- 弁護士に1回相談(費用・手続き)
- 月の最低生活費と準備金を算出
- モラハラ記録(日付入りメモ)
- 重要書類をコピー
- 引っ越し方法と日時を決定(業者/宅配/レンタカー)
- 同居中に財務資料を取得(課税証明書など)
- 行政支援(法律・生活・育児)を確認
🌈 最後に:準備は「怖さ」を和らげる力になる
別居は、勇気のいる一歩です。
でも、準備を重ねるほど不安は小さくなり、未来は少しずつ明るく見えてきます。
私自身、弁護士に相談して金銭の見通しが立った瞬間、
「逃げる」ではなく「新しい生活を作る」と思えるようになりました。
💬 モラハラの被害者にとって、知識・書類・支えは立派な武器です。
焦らず、少しずつ。準備すること自体が、希望への一歩です。

